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スチームクリーナーの良い点と悪い点

飲食店のキッチン、フライヤーなど器具の掃除にスチームクリーナーを検討しています。役に立つでしょうか?

飲食店のキッチンは床や調理器具、コンロや換気扇などいずれも一般家庭よりも大がかりな掃除になりますから、スチームクリーナーは大変役に立つと思います。

また飲食店はキッチンの使用度が一般家庭とは非にならず、その分汚れやすいものです。

加えて高いレベルで清潔を維持しなければならないとなると、毎日の清掃にどうしても時間と手間がかかってしまいますから、スチームクリーナーがその軽減に役立つはず。

時間と手間を節約しながら、飲食店のキッチンのようにしっかりとしたお掃除が必要な場所に使うときは、品質の良いキャニスター式のスチームクリーナーがおすすめです。

 

目次

飲食店のフライヤー掃除は楽になる?

スチームクリーナーと言えば油汚れに強いという印象があると思います。

実際、スチームの高温で油をとかしながら清掃ができますので、スチームクリーナーは役に立つでしょう。

飲食店のフライヤーの掃除と言えば、製品にもよるでしょうが、入り組んだ構造のものもあり、手で掃除をするのはなかなか手間がかかり行き届かないところもあると思います。

また、油をキレイに落とすために中性洗剤を使うのが普通ではないでしょうか。

洗剤を使いすぎると完璧に洗剤を流すために何度もお湯を流さなければならなくなってしまったりして、水道の使用にかかるコストも気になります。

洗剤を極力使わないとなるとやはり何度もお湯を流しこみ、汚れを取らなければならないのでやはり水道コストがかかる。

いずれにせよ手間とコストがかかるのがフライヤーなど器具の掃除です。

スチームクリーナーだけでフライヤーの掃除が完璧にできるかと言われれば難しいかもしれませんが、使いようによっては労力や水の量を節約することが可能になるでしょう。

 

飲食店のキッチンの換気扇汚れは?

飲食店の換気扇汚れも、一般家庭のものとは比べものになりませんよね。

換気扇の方は洗剤をたっぷり使って清掃できると思いますから、それほど手間は感じていないかもしれません。

飲食店によるでしょうが、週に一度くらいは重点的に換気設備の清掃をするなんてキッチンも多いと思います。

このとき、スチームクリーナーは大変役に立つでしょう。

ファンや網目状の設備があれば、手でこするよりは簡単に早く油汚れを隅々まで落とすことが可能になるはずです。

 

床の掃除は?

飲食店のキッチンであれば、床の掃除は毎日のことだと思います。

デッキブラシを利用して一面を清掃するのが普通ではないでしょうか。

製品によりますが、フロアブラシなどと呼ばれる、床面など大きな部分に適したアタッチメントがあり、しっかり汚れを擦り落とすことができます。

デッキブラシであれば適宜水と洗剤を床面に撒き、ブラシで力いっぱい擦りあげなければなりません。

女性の方などでは力が足りずに手こずってしまうかもしれません。

スチームクリーナーであればスチームの力で汚れを浮かしながら清掃ができるので、力いっぱい擦る必要はありません。

汚れが浮いたらモップなどで汚れをふき取るか排水溝に流して完了ということになりますので、楽になるのではないでしょうか。

 

飲食店のキッチンにスチームクリーナーを使うデメリットは?

場合によってはスチームクリーナーをキッチンに導入するデメリットも考えられますので、あらかじめよくシュミレーションしておきましょう。

 

スチームクリーナーを自在に動かすスペースがないと邪魔

飲食店によっては、スチームクリーナーを自在に使うスペースがなく、かえって掃除が遅くなってしまうということもあるかもしれません。

例えば通常の業務と掃除を並行して行うキッチンもあるでしょう。

使用しなくなった調理器具から順に洗っていくとか、ゴミ出しをしながらゴミ箱や排水溝の掃除をするとか。

いずれにせよ掃除のためのスペースは確保しなければなりませんが、飲食店のキッチンに適したキャニスター式のスチームクリーナーだと邪魔になってしまうことも。

 

慣れないうちはかえって手間に感じるかもしれない

慣れないうちは手でやった方が早いと感じるかもしれません。

ここではキッチンのような場所でも本格的にお掃除ができるキャニスター式の製品を念頭に置いていますが、キャニスター式のものはスチームが使用できるようになるまで時間がかかります。

また、途中から給水できないタイプの製品であれば、早く掃除を終えないとスチームが切れて、再開までにまた数十分待つ必要が出てきます。

スタンバイ中の10分程度を大きな汚れを取り除く時間に当てるなどすれば大した待ち時間ではないかもしれませんが、最初はこの待ち時間や給水の手間が煩わしく感じることがあるかもしれません。

また、スチームクリーナーだけで清掃を終えるのはなかなか難しく、従来の方法と組み合わせながら効率の良い方法を探す、というキッチンが大半だと思います。

慣れてしまえば清掃にかかる手間を減らすポテンシャルがあると思いますが、それまでの試行錯誤の時間はどうしても必要になるでしょう。

結果的にうまく使えない、ということも十分に起こりえると思います。

 

アタッチメントの消耗が激しい

スチームクリーナーはキッチンで大活躍すると思いますが、活躍するということはアタッチメントやそれに付属するカバーなどの消耗が激しくなる、ということが予想されます。

できればアタッチメントの交換にかかるコストまで検討した上でスチームクリーナーを利用することをおすすめします。

 

油汚れの取れ方に期待しすぎないで

スチームクリーナーは高温の蒸気で汚れを浮かしながら落とします。

高圧のスチームのおかげで浮いた汚れを吹き飛ばすことができて、あとはサッと拭くだけでキレイに汚れが取れるというものです。

キッチンの大敵の油汚れはどうでしょう。

確かに熱の力で油汚れはとけていきますが、スチームから逃れればすぐに固まってまたベタベタしてしまいます。

イメージするのは圧力のあるスチームで油が吹き飛んで行く姿だと思いますが、実際は油がスチームを除けて移動する、という感じです。

とけた油はこまめに拭き取る必要がありますし、油をふき取ったアタッチメント用のカバーをキレイにする手間がかかります。

 

まとめ:結局飲食店のキッチンにスチームクリーナーはおすすめなのか

高品質で長時間の利用が可能なキャニスター式のスチームクリーナーが飲食店のキッチンにはおすすめです。

もちろんスペースやお掃除の仕方はそれぞれだと思うのでどんなキッチンにもおすすめとは言えませんが、扱いに慣れれば時間と手間の節約に一役買うことでしょう。

デメリットもありますからしっかり確認した上で、一台持っていても損はしないと思います。

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