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スチームクリーナーの良い点と悪い点

コンパクトなスチームクリーナーを探しています。ハンディタイプの製品でおすすめはありますか?

コンパクトなスチームクリーナーと言えばハンディタイプの製品ですよね。

ハンディタイプでおすすめできるのはおおよそ二つのメーカーに絞られます。

ケルヒャーのハンディスチームクリーナーSC1 EASYFIX。

もう一つはネステックジャパンからネット販売されているスチームファーストミニ。

どちらもハンディタイプにも関わらず高品質なボイラー式の過熱方式を採用しており、満足度の高いお掃除が可能です。

ではもう一歩進んで、この両者を比べたときにどのような点に注目して選べば良いかを考えていきましょう。

 

目次

ケルヒャーとスチームファーストの性能を比べてみる

スチーム圧力の違い

ケルヒャーのスチームクリーナーと、スチームファーストの性能を比べてみましょう。

ケルヒャーのスチーム吐出圧力は0,3Mpa。

スチームファーストミニの吐出圧力は正規サイトに表記されていませんでした。

キャニスター式のスチームファーストと同じレベルのボイラーを採用しているとして、こちらには最大噴射圧力が40psiと表記されていました。

単位を合せると0.27579Mpa。およそ0,27Mpaということで、ケルヒャーの方が少し圧力が高いことが分かります。

しかし、圧力を数字で見てもよく分からないですよね。

スチームファーストミニの公式サイトに、スチームファーストミニと他の製品でスチームの勢いを比べている記事が載っていたので参考になるかもしれません。

H2O、アイリス、スチームファースト比較

パネル式の安価な製品と比べると圧力はなかなか大きい製品だということが分かります。

スチームファストミニは他のハンディタイプの製品と比べると高圧力で安定したスチームを放出していたけれど、圧力の点ではケルヒャーが少し上回る、というところでしょうか。

 

スチーム圧力の違いで具体的に何が変わるか

スチームの圧力、勢いが違えば、当然汚れを吹き飛ばす力に違いが生まれます。

しかし、アタッチメントやカバーを介する掃除の場合、あまり圧力は重要な要素ではなくなります。

そして、純粋にスチームの圧力で汚れに対処するという場面は意外に少ないもので、多くは先端のブラシノズルや、ノズルにカバーを付けて利用することになります。

このとき、ボイラーの質の違いが清掃にどう影響するかというと、水の垂れ具合に違いがある可能性があります。

どうしてもスチームを使いはじめたり、水が切れる段階になると噴射口から水がぽたぽたとこぼれてしまうということがあります。

これはどの製品でもある程度同じですが、性能の劣るスチームクリーナーで漏れる水の量が多く、びちゃびちゃになってしまうという声が多いようです。

スチームを作るボイラーの性能が低いと効率良くスチームを生み出すことができないかもしれません。

ケルヒャーとスチームファーストのスチームの質の違いがそれほど大きいとは思いませんが、水漏れの量に多少の差が生まれる可能性があります。

 

スチームの連続噴射時間(タンク容量)と重量

ケルヒャーは6分、スチームファーストミニで8分と表記されています。

スチームの連続噴射時間はほぼタンクの容量に依存します。

しかしケルヒャーのタンク容量は200ml、スチームファーストミニのタンク容量は180mlです。

重量を比べてみると、ケルヒャーで1.6㎏、スチームファーストで1,2㎏と表記されています(いずれも本体のみの質量)。

スチームファーストの方がタンク容量が小さく軽いにも関わらずスチームの持続時間は長いことが分かります。

スチームの1分あたりの噴射量が異なるためだと思われます。

 

スチームファーストミニとケルヒャースチームクリーナーの価格の違い

価格も比べてみました。

ケルヒャーSC1 EASYFIXは21,578 円+送料。スチームファーストミニは9960円+送料となっており、価格には2倍以上の差があることが分かります。

ケルヒャーはホームセンターなどの販売店でよく見かける製品である一方、スチームファーストは宣伝コストなどの節約のためネット販売のみとしています。

性能の違いもお値段に表れているはずですが、販売法の違いという点にも影響を受けているようです。

この価格差をどう捉えるか。

はっきり言って倍以上の差なので大きなものです。

ではこの二つの製品の間に、2倍以上の性能の差があるのかと言えば、主観的な意見ですがそうとは思えない。

そう考えると相対的にスチームファーストミニはお得なように見受けられます。

 

デザイン

ガジェット感の強いケルヒャー製品はガレージなど武骨な空間とよくマッチすると思います。

スチームファーストはゾウさんのマークがついていてかわいいですが、水回りのイメージ、家庭的なイメージがあります。

いずれもシンプルなデザインなのでどこに置いておいてもおかしくはないと思います。

ケルヒャーのワイルドな風貌とスチームファーストの家庭的な風貌とでは好みが分かれるかもしれません。

車やバイクの清掃に使うことが多いならケルヒャー、水回りに使うのであればスチームファーストミニ、という選び方も良いかもしれませんね。

 

まとめ

ハンディタイプでおすすめのスチームクリーナーをご紹介させていただきました。

もっとも大きなポイントはお値段の差なのではないかと思います。

スペックの差、デザイン、用途、そしてコストをよく比べて、納得のいくお買いものをしたいですね。

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