4Oct
スチームクリーナーの場合、お値段が高い方が性能は良い、というのは間違いがないと思います。
他の家電製品と同様、お値段にはピンからキリまでありますが、高いものには高いものなりの理由が、安いものには安いものなりの理由があります。
目次
高いスチームクリーナーは具体的に何が優れているの?
高いスチームクリーナーの何が優れているかと言うのは、例えばスチームの温度、もしくはスチームの圧力などに差があります。
また、長時間使用できるようになっているかどうかや、耐久性、スチームの安定感などが、高価な製品では見られます。
つまり、まずスチームを発生させる加熱方式と、その性能に大きな違いがあるとお考えください。
それからタンクの容量や、本体の重さなどの違いがスチームクリーナーの品質に表れ、金額に表れます。
安いスチームクリーナーはどうして安いの?
すべてのスチームクリーナーでというわけではありませんが、安価な製品で感じられる性能の低さの特徴というのはいくつかあります。
例えばボイラーの性能が乏しくしっかりとしたスチームがでないとか、機体自体の作りが甘く、機体自体が熱くなってしまうとか。
もしくはスチームの圧力が一定ではない、というような不都合もあるようです。
これらの特徴がどのような結果として表れるかと言うと、例えば噴射口からダラダラと水がこぼれてしまうというようなことが起こります。
スチームが一定ではなく、また圧力も安定しておらず、実質満足のいくスチームが噴射されている時間が少なかったりすることも考えられます。
最初と最後はダラダラと水が流れ、スチームは出るけれど圧力が十分ではなく、数分間調子が良かったと思ったら水の減少と共にスチーム、圧力両方が弱まり使えない、というようなことが起こることがあるのです。
スペックの数字上では大きな差がないように見えるけど……
スチームクリーナーのスペックは、重量や大きさ、タンク容量、スチーム温度、噴出圧力などが明記されていると思います。
スペックを比べると、高価なものも安価なものも数字上ではあまり差がないように感じるかもしれません。
例えば最大圧力は0,3Mpa、という風に書かれていたとします。
これは手軽に使えるハンディタイプの、コンパクトな製品でも表示されることがある一般的なレベルの圧力です。
数字だけ見るとキャニスター式のスチームクリーナーや、高価なスチームクリーナーと変わりません。
しかし、例えば「最大圧力」と書いてあったりしたときに、いつも0,3Mpaの圧力が発揮できていないということかもしれない、と疑うことは重要です。
具体的にどのくらい圧力が維持できるのかは分かりませんが、決して常時表記されている通りの圧力ではないのです。
スチーム温度も同様です。温度やスチームの量などにムラが生じることがあるのです。
実はこれは比較的高価なスチームクリーナーでも実感することです。
安価なものであればそのムラはより大きくなると考えて良いでしょう。
場合によってはスチームの意味がないと思いながら利用することになってしまい、無駄な買い物をしたなと感じることになると思います。
比較的高価なスチームクリーナーを買った方が無難
スチームクリーナーを購入しようとするとき、高価なランクの方を選んだ方が無難だと思います。
何よりボイラーの性能が良い。
それだけ高価な製品になってしまいますが、スチームクリーナーの要であるスチームを作り出すボイラーの性能の差だと思えば納得できるのではないでしょうか。
スチームクリーナーはしっかりと高温のスチームが出て、圧力を加えて掃除ができるからこそ、頑固な汚れを落とす際に役立ちます。
安いものはニセモノだ、とまでは言いませんが、スチームクリーナーのポテンシャルを活かしきれない製品である可能性が高いので、迷うなら高価な方を選んだ方が無難です。