テレビの通販番組では、掃除機もスチームクリーナーも人気があり、性能がますますアップしている上、価格も手頃になっていますから、どちらか一方を購入するというのは大変難しくなってきています。

まず、スチームクリーナーの購入を考えている人には、フローリングやビニールクロス、畳などの掃除を想像しているかもしれません。

床に這いつくばって、力を込めて雑巾で拭かなければならないのは手や腕だけでなく膝も痛めます。

何度も雑巾を洗い、絞って拭くという作業もかなりの重労働です。

特にフローリングは表面の汚れが、黒ずみだけでなく油にまみれたホコリも含まれます。

この汚れを拭き取るには掃除機だけでは無理があります。

もちろん、日ごろの生活で堆積していくゴミやホコリは掃除機で吸い取ることでも十分ですが、汚れになってしまうと対処法は限られるのです。

スチームクリーナーなら、ベタついたホコリや黒ずみも高温のスチームで一気に剥がしてくれます。

その点では、スチームクリーナーの方が一枚上手と言ってもよいでしょう。

床や畳のベタつき汚れと一緒に、ダニなどのハウスダストも一緒に掃除したいのならこちらを選んだ方が楽ちんです。

どちらを選ぶか迷ったら、床の汚れをチェックしてからの方が選びやすいかもしれません。

 

スチームクリーナー、ソファの汚れと知っておきたい素材注意点

一度汚れがついてしまうと落とすのが大変なソファ。

洗濯用洗剤やシミ抜き剤、布巾やブラシなどでこすってもなかなか落ちず、ますます汚れの範囲が広がってしまうこともあります。

また、長年使っているとホコリや汗などが付着して全体的に色あせた感じになったり黒っぽく薄汚れて見た目が悪くなってきます。

そこで活用したいのがスチームクリーナーです。

スチームクリーナーは高温の蒸気で汚れを浮かしてそれを布でふき取る仕組みなので、家具など通常は洗えないような大きなものでも掃除することができます。

汚れの気になる部分に蒸気を当てて、湿気と浮き出てきた汚れを布で拭き取れば洗剤やタワシなどを使わなくてもきれいに汚れが落ちてくれます。

ゴシゴシと力を入れてこする必要もありません。

また、100度以上の高温のスチームを当てるので汚れを落とすだけでなく、内部にひそむダニや雑菌を退治する効果もあります。

スチームクリーナーはソファの掃除に有効ですが、皮製やビニール製、合皮製のものに使うと高温により素材が変形したり変色する恐れがあります。

使う前にどんな素材でできているかを確認しておきましょう。

布製であれば問題なく使えるのでこまめに掃除をしてソファを清潔に保ちましょう。