10Apr
スチームクリーナーとは、約100度の高温水蒸気を発生させ、汚れを浮かせて落とすアイテムです。
さまざまな汚れ落としに対応でき、除菌効果もあるお掃除マシンです。スチームクリーナーには、大型サイズと小型サイズのものがあります。
では、どちらを選ぶべきなのでしょうか。
この点、ハンディタイプやモップタイプのように小型サイズのスチームクリーナーの方が、収納に便利と考える方も多いかもしれません。
しかし、小型タイプには大きなデメリットがあります。
それは、短時間しか使用できないという点です。小型サイズのクリーナーは、内蔵されている水タンクも小さくなります。
大型サイズに比べると貯水量が減ってしまいますので、1回あたりの作動時間も減ってしまうということになります。
例えば、広い空間を掃除する場合や、頑固な汚れ落としに挑んでいる最中に、水切れが起きてしまいます。
こうなると、その都度水をタンクに補充しなければなりません。つまり、効率よく掃除ができなくなってしまうのです。
そこで、長時間使えるキャニスタータイプのスチームクリーナーがおすすめです。これは、従来からあるタイプの掃除機並みの大きさとなります。
内蔵されているタンクも比較的大きなものとなりますから、長時間使用に対応できます。
概ね30分から1時間程度の使用ができるため、普段の掃除使いにはもちろん、年末の大掃除や引越し前の汚れ落としといったシーンでも大活躍です。
キャニスタータイプのスチームクリーナーは、重くて運びにくいというデメリットがあると言われていますが、掃除の時にはあまり関係ありません。
タンクを含む本体の部分は持つ必要はなく、ハンドル部分を持てば掃除は可能だからです。
また、このタイプのスチームクリーナーは多くのオプションが付属しています。狭い場所や入り組んだ箇所の掃除にも最適です。
しかも、ハンディタイプやモップタイプよりも強力ですから、頑固な汚れにも対応できます。
収納の問題さえクリアすれば、長時間つかえるキャニスタータイプは、心強いお掃除アイテムとなるでしょう。
目次
スチームクリーナーはボイラータイプがおすすめ
スチームクリーナーは高温の水蒸気を発生させて汚れを浮かせ、これを洗浄する掃除器具です。
吸い込みのみで対応する掃除機と比較すると油汚れ等にも強い・殺菌効果も得られるという特性があり、水気や熱によって問題を生じる材質以外のものには概ね汎用性があるので、使い勝手の良い器具と言えます。種類も多く、最近では家庭用に購入する人も増加しています。
一方、種類が多いという事はその選択が難しいという側面にも繋がっています。
大別するとパネルタイプとボイラータイプの2種類に別れるのですが、特殊な事情が無い限りにおいてはボイラータイプの利用がおすすめと言えます。
その理由ですが、大きなものとしては構造の違いから生じる蒸気温度の違いにあります。
簡潔に述べると、パネルタイプは予め熱したパネル上に水を通過させる事によって蒸気とするのに対し、ボイラータイプは本体内で直接的に水を沸騰させる形式となります。
この違いからパネルタイプの噴出蒸気は80℃程度までに留まりますが、ボイラータイプは沸騰温の100℃に限りなく近くなります。
この温度差は、汚れを浮かす洗浄力の強さと、掃除箇所の乾きの早さに主に影響します。
両面において温度の高い方が優位であり、性能面でボイラータイプのスチームクリーナーの方が高いものが期待出来るので、おすすめされるという訳です。
スチームクリーナーのボイラータイプとパネルタイプを比較すると
スチームクリーナーは、キッチンやバスルームなどの汚れやカビなどをスチームを使って落としてくれます。
落としにくい油汚れなども手軽に落とすことができるので、人気が高くなっている家電製品です。
スチームを噴出して汚れを落としていくスチームクリーナは、ボイラータイプとパネルタイプの2つに大きく分けることができます。
ボイラータイプのスチームクリーナーの特徴は、掃除機の形をしたような本体の内部で電気ケトルと同じように水を沸騰させて水蒸気を作り出している点です。
作り出された水蒸気を、先端のノズルから噴出させて汚れを落としていきます。
水を高温いして水蒸気を作り出しているため、スチームの質が高く高音にできるのもメリットです。
スチームを噴出する圧力が高いので、汚れを落とす力がパネルタイプのスチームクリーナーよりも高くなります。
連続稼働時間が長いので、業務用のスチームクリーナーはほとんどがこのタイプになっています。ボイラータイプのデメリットは、水を沸騰させ水蒸気を噴出するまでに時間がかかることです。
スチームを1分程で噴出することができるパネルタイプに比べ、水を沸騰させる必要があるので6分程の時間がかかってしまいます。
掃除機並みの大きさで重量があることも、ボイラータイプのデメリットです。
パネルタイプのスチームクリーナの特徴は、水を高温に熱したパネルに吹きかけて水蒸気を作り出していることです。
ボイラータイプのように水を沸騰させないので、短時間でスチームを噴出できることがパネルタイプのメリットです。
本体の大きさもとてもコンパクトで軽量なので、持ち運びや掃除がしやすくなります。
扱いやすいパネルタイプのスチームクリーナーですが、スチームの温度がボイラータイプよりも約30度前後も低くなるというデメリットがあります。
水蒸気の質が低いことや連続稼働時間が短いことなどもデメリットと言えます。
どちらのタイプにもメリットとデメリットがあるので、自分の使用目的に合わせて選ぶことが大切です。
スチームクリーナーはしつこい黒カビにも
スチームクリーナーとは、約100℃の高圧スチームの力で頑固な汚れを落とすお掃除アイテムです。
ベタつきのあるキッチン周りの汚れ、お風呂場の黒ずみ、車の洗浄などいたるところを綺麗にすることができ、消臭や除菌にも効果があるのでフローリングやソファなどの布製品にも活用されています。
そして、スチームクリーナーはカビにも効果的であると言われています。
様々な場所に発生するカビですが、特に頑固なのは黒カビです。
風呂場や窓周り、トイレ、エアコンなどの湿度が高い場所や溝、水回りに繁殖しやすく少しこすったぐらいではびくともしない強敵です。
また、黒カビを退治しようと布で擦り掃除をしたり、掃除機で吸い取ろうとすると、黒カビを広げてしまったり、掃除機内に黒カビが繁殖してしまったり逆効果です。
他にも、塩素系漂白剤で除去するのも一般的に効果があり、カビとり、漂白に関してはとても強力です。
けれども、強力すぎるがゆえに色落ちしてしまったり、汚れを分解しても目に見えないカビなどを残してしまうということもあります。肌荒れなどの危険性もあり、出来れば使いたくないという人もいるでしょう。
そこで、その頑固な黒カビを根っこから完全に除去出来るのがスチームクリーナーです。
高温、高圧で汚れを浮き上がらせるように根付いた黒カビを浮かせ簡単に除去出来るのです。
カビなどの殺菌は熱に弱いということも特徴の一つで約100℃で洗浄、除菌を行うスチームクリーナはとても実用的です。完全にカビを死滅させるためが再発するリスクが格段にダウンします。黒カビを浮かび上がらせたあとはさっと軽く拭うだけで落ちるそうです。
擦る必要もないので体力も使わず、水蒸気ですべてを行うので肌荒れの心配も有りません。
ですが、黒カビは除去出来るものの黒ずみを完全に消せるというわけではありません。そうなってしまい気になる場合は、やはり塩素系漂白剤などで漂白するべきでしょう。
スチームクリーナーにも良し悪しがあるので試して考えて買うのがといでしょう。